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ギタリストインタビュー〜マイク・ドーズ
高度な演奏技術と独特な世界観を持つギタリスト、マイク・ドーズ。8月23日に日本で先行発売されたニューアルバム「新世紀(ERA)」を中心に、お話いただきました。

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マイク・ドーズーニュー・アルバム『ERA』のコンセプトを教えてもらえますか。

マイク・ドーズ(以下、マイク):『ERA』は世界各地をツアーしたり、新しい友人と出会ったり、様々な文化を体験しながら、3年かけてレコーディングしました。“ワールド・ミュージック”のアルバムではありませんが、その影響を強く受けています。私が誇りに思う、充実したアルバムです。
新しいチューニングやエキサイティングなゲスト・ミュージシャンとの共演はとても素晴らしい経験でした。日本でリリースされる初めてのアルバムなので、とても興奮しています。

ー「ONE」はメタリカのカヴァーですね。フィンガースタイルでヘヴィ・メタルのカヴァーはとても珍しいです。カヴァーしたきっかけは何でしょうか。

マイク:最近このシングルを公開し、1週間で3千万のアクセスがありました。これは普通じゃないですね。その反響、私の音楽を友達とシェアする人々の力を受けています。
私は何年もかけてこのアレンジに取り組みましたが、自分の演奏技術を磨かなければならなかったので、なかなか終わらせることができませんでした。メタリカは私の好きなバンドの一つで、「ONE」は私にとってとても特別な曲です。
私はこの曲を楽しんでもらえて、とても感謝しています。この曲はニュー・アルバムの核となる楽曲で、とてもうまくいっていると思っています。

ーアルバムのどういったところを聴いてもらいたいですか。

マイク:このアルバムを皆さんに最初から最後まで聴いてほしいと思っています。
『ERA』には特別な流れがあり、最初に「ENCOMIUM(REVERIE) 」でやわらかく始まります。
このアルバムではゆったりとした曲からミディアム・テンポ、アップ・テンポな曲がダイナミックに流れていきます。曲順は私にとってとても重要であり、自分自身のストーリーを語っていると思います。
もしこの中から1曲選ぶのであれば、「BEIRUT」がテクニックも雰囲気も特別であると思います。 ニック・ジョンストンという才能溢れるギタリストがギター・ソロでゲスト参加している「SLOW DANCING IN A BURNING ROOM」も素晴らしいと思いますね。

ーオリジナルの曲作りはどのように行っていますか。

マイク:メロディができると最初にベースのパートを合わせ、そこから発展させていきます。ほとんどの場合、パーカッシヴな要素は最後です。
『ERA』での例外は、純粋にパーカッシヴなリズムからできた「OVERLOAD」がありますね。
新しいチューニングから自然に曲ができることもあります。「ENCOMIUM(REVERIE) 」と「THE OLD ROOM」ですね。これらはBm9チューニングで作られています。

ー影響を受けたギタリストを教えてください。

マイク:かなり広く影響を受けています。ピエール・ベンスーザン、リッチー・コッツェンが特に好きですね。最近はPliniと一緒にいることが多いです。あと、ペッテリ・サリオラは親友というだけでなく、強くインスピレーションを受けています。彼とはドイツ、フィンランド、イギリスなどで何度もツアーを行っています。うまくいけば、いつか日本でもデュオで演奏できるかもしれませんね。

ーこれまでどのような音楽を聴いてきましたか。

マイク:1980年代の音楽やフォーク・ミュージックに囲まれて育ちましたが、学校の友人はみんなロックやヘヴィ・メタルが好きでした。学生の頃にヘヴィ・メタルにのめり込み、それは自分の音楽から聴いてとれると思います。
私のフィンガースタイルに対しての愛は、16才の時に名付け親がピエール・ベンスーザンの音楽を私に紹介してくれたことから始まりました。


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マイク・ドーズ http://mikedawes.co.uk/

12才からギターを始める。
2009年アルバム「Reflections」リリース。
2012年CandyRat Recordsから「Somebody That I Used to Know」をリリース。
同年CandyRat Recordsから「The Impossible」をリリース。
2013年CandyRat Recordsからアルバム「What Just Happened?」
2017年キングレコードから日本先行発売のアルバム「ERA」リリース。
 










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