前のページ　1　2　3　次のページ ー大学はどうされたのでしょうか。 伊藤：やめました。オーディション番組の後、少し大学生活がありましたが意味が無いと思い、音楽の進路が決まったようなものだったので、すぐにそっちに切り替えて20才の時に東京に出てきました。 ー20才ということは2009〜10年ですね。デビューは2011年ですが、その間はどのような活動をされていたのでしょうか。 伊藤：曲作りが大半でした。ライブもやってはいましたね。 ー作りたいものを作るというだけではなくなったんですね。 伊藤：そうですね。テーマがあって、それに対して作ることになりました。朝の天気予報の挿入歌や、TBSのビジネスクリックという番組の挿入歌といったように、何らかの主題歌、挿入歌といったものが多かったです。上京してからは作家のような書き方だった気がします。以前と曲作りが変わったと思いますね。 ーデビュー曲「Dream of Life」はアニメ「バクマン。」のオープニングテーマですね。 伊藤：原作の漫画を全部読んでストーリーを頭に入れて、書き下ろしました。ドラマやアニメなどの音楽の仕事が多かったんです。 ーこれまでシングル3枚(会場限定シングルも1枚有り)とアルバムを1枚リリースされています。アルバムでは基本的にバンドサウンドですが、普通のバンドと打ち込みが混ざっています。どういった分け方をしているのでしょうか。 伊藤：R&Bっぽい楽曲の時は打ち込みですね。疾走感や躍動感が欲しい時はバンドサウンドにしました。 ー歌がメインの曲ではあると思いますが、アコースティックギターがとても目立ちます。 伊藤：ヴォーカリストであり、ギタリストであるというスタイルが好きなんです。どちらかではなく、両方というのが大事なんですね。なので、どちらも一緒にレベルを上げていきたいと思います。 ーいわゆるブルースマンに近い感覚に思えます。B.B・キングやバディ・ガイのように歌もギターも一流で個性的なスタイルでしょうか。 伊藤：そうですね。美味しい所だけ弾くとか(笑)。もし僕がヴォーカリストだけだと魅力が感じられないと思うし、自分でも楽しくないと思うんです。歌とギターと一緒というのがいいんですね。ライブではギターだけの時も多いのですが、ギターでグルーブを作って歌うというのが好きです。自分を気持ちよくさせてくれるのは自分のギターであり、ヴォーカルを際立たせるのも自分のギターだと思っています。だからどちらも大事なんですね。 ー日本では自分で歌う人はそこまでギターに力が入らないような気がします。 伊藤：僕はそれを伝えたいというのもあります。Charさんのように歌いながらのギターもかっこいいという人がいますが、やはり数は多くないと思います。アメリカだと歌も凄いしギターも強者というのが結構いるんですね。 ーYoutubeではインストの曲もアップされています。そういったこともやっていくのでしょうか。 伊藤：あまりやらないですね。自分のスタイルは歌とギターなので、ソロギターのノウハウもよくはわかっていません。トミー・エマニュエルとか聴くのは好きですよ。オープンチューニングよりもレギュラーで弾いてる人が好きです。 前のページ　1　2　3　次のページ	伊藤祥平 http://www.music-scene.jp/ito-shohei/ 福岡県久留米市出身。 10歳の頃からギターを始め、中学2年の頃に聞いたエリック・クラプトン「Uuplugged」に強い衝撃を受ける。クラプトンのルーツを掘り下げる内に、BLUES、R&B、SOUL、JAZZといったブラックミュージックに出会い、独学でギターを学び、ルーサー・ヴァンドロス 、デビットTウォーカー、ラウルミドンにも影響を受け、ギターと共に歌の探求も始める。 19歳の頃に出演したNHK福岡放送局「トンコツTV」(九州沖縄の若手アーティスト発掘番組)にて第9回グランプリを獲得し、2010年に上京。 2011年には「Dream of Life」(NHKアニメ「バクマン。」第2シリーズOPテーマ)にてメジャーデビュー。 その後2012年に2nd single「ヒビキワタレ」、2013年には3rd single「WE ARE YOUNG feat.川口春菜」、会場限定single「PRESS ON！」をリリース。 2014年10月8日に1st full album「PROGRESS」がリリース。 現在は都内を中心にライブ活動中。 久留米ふるさと大使も務める。 アルバム「PROGRESS」 1.リスタート 2.ヒビキワタレ 3.My friend 4.Dream of Life 5.We got rhythm 6.How to belive? 7.Baby don't go 8.ファンクジスタ 9.サクラ咲く頃に 10.PRESS ON! 11.ココロ Amazonで購入
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