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ギタリストインタビュー〜GIN
オリジナリティが強く、独特な世界観を表現するギタリストGINさんに、ギターに対する考え方やヴォーカルユニット「ナカシオン」について、今後の活動などをお話いただきました。

Acoustic Guitar World vol.64 電子書籍(EPUB)ファイルをダウンロード
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僕は早い段階でオリジナル曲を作り始めたので、コピーはそんなにしていないんです

ーギターを始めたきっかけを教えてもらえますか。

GIN:父がフォークギターを弾いていました。家にギターがあったので、小学校高学年くらいから「禁じられた遊び」を単音で弾いたりして、中学生になるとフォークソングを弾くようになりました。父が弾いていたかぐや姫など、フォークソング全盛の頃の曲ですね。

ーソロギターを始めたのはどのようなきっかけでしょうか。

GIN:中学三年生の時に音楽雑誌で中川イサトさんのことを知りました。イサトさんのCDやビデオを購入し、コピーもしました。これがこの世界に入ったきっかけですね。

GINー中学三年生で中川イサトさんを知ったというのは早いですね。

GIN:そうですね、早いと思います。それと僕は早い段階でオリジナル曲を作り始めたので、コピーはそんなにしていないんです。中川イサトさん、岡崎倫典さんの曲を数曲コピーしただけですね。あとはずっとオリジナル曲を作り続けています。

ー生まれはどちらでしょうか。

GIN:大阪です。高校卒業まで大阪に住んでいて、今は兵庫県に住んでいます。

ー大阪では周りにソロギターを弾いている人はいましたか。

GIN:いなかったですね。今でこそこういうスタイルがメジャーになってきてますが、僕がソロギターを始めた時はバンドブームでした。僕は家で黙々とギターを弾いてましたね(笑)。

ーちなみに中学、高校生くらいで作って今でも演奏している曲はあるのでしょうか。

GIN:いえ、ないですね。僕は常に更新していく感じで、新しいものを生み出していくのが好きなんです。古くても10年、15年くらい前の曲しか弾いていません。

ーフィンガーピッキングデイに出場されていますね。何回くらい出場されましたか。

GIN:はっきりと覚えてないですが、5回以上出ていたと思います。

ー優秀賞を獲得されたのは2006年でしたね。それより前からということでしょうか。

GIN:そうですね。フィンガーピッキングデイの3回目か4回目くらいから出ています。一番最初に出場した時は、高校を卒業したばかりで音楽の専門学校生の頃でした。

ー周りにはソロギターを弾いている人はいなかったということですが、フィンガーピッキングデイではそういった人たちが集まっています。どのような雰囲気でしたか。

GIN:10年ちょっと前ですが、今のように情報交換できる場所がありませんでした。このコンテストがきっかけで広がったので大きな存在ですね。このコンテストに出て、自分が井の中の蛙だということがよくわかりました(笑)。

ーそれまではライブなどはされていたのでしょうか。

GIN:定期的にはしていませんが、バーやカフェで演奏をしていました。

ーコンテストの時には人前で演奏することには慣れていたようですね。

GIN:そうですね。当時は今以上に緊張しないタイプでした(笑)。若かったし、怖いもの知らずといいましょうか。

今自分が持っている音楽の知識というのは学校で教わったことよりも、自分で経験して学んだことの方が多いです

ー音楽の専門学校に行ったということは、音楽で生きていこうと決めていたということですね。

GIN:中学を卒業する時にはこういう活動をするとを決めていました。なので、高校も普通校ではあるのですが音楽コースというのがある高校に行きました。普通の高校では音楽の授業は週に1,2時間だと思いますが、ここでは週に10数時間あったんです。そこで僕はピアノ、ヴァイオリンを選択していました。

ー演奏する授業だったのですね。

GIN:はい。あと理論もありました。普通の高校としては珍しく、音楽を学べる学校でしたね。専門学校はジャズで有名なのですが、僕はクラシックギターを学びました。バッハがとても好きですね。

ークラシックギターを選択したのはどのような意図からだったのでしょうか。

GIN:テクニックを上達させるなら、クラシックを勉強するべきと思っていました。それと、単純にバロックなどが好きだったので演奏してみたいという興味がありましたね。

ークラシックギターの曲を練習する時はナイロン弦のギターを使われていたのでしょうか。

GIN:はい。今は家に飾ってあります(笑)。クラシックのプレイヤーの方は表現力が豊かです。同じ曲を演奏することが前提ですので、それぞれのアジが必要になってきます。表現力の勉強というのはクラシックから学びました。

ー専門学校では演奏だけでなく理論なども勉強されたのでしょうか。

GIN:そうですね。でも今自分が持っている音楽の知識というのは学校で教わったことよりも、自分で経験して学んだことの方が多いです。理論はベーシックなものとして大事ですが、フィーリングで身につけたものが多いと思います。


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GIN

http://gin.mistysky.net/

大阪生まれ
2005年女性Vocal.シオンとのユニット「ナカシオン」を結成
2006年フィンガー・ピッキング・デイ2006にて優秀賞受賞
2006年ナカシオン1stアルバム「ナカシオン」発売。
2009年中川イサト氏プロデュースによる コンピレーションアルバム「Daybreak2」に参加。 全国各地でCD発売記念ツアーを行う。
2011年ナカシオン2nd アルバム「はらり・ひらり」発売。
2011年1st ソロアルバム「MAHALO」発売。
2012年中川イサト氏と中国6都市でのジョイントツアーを行う。
2013年3月 中国8都市でソロツアーを行う。
2013年 Music China 2013 出演のため上海へ。
2014年2ndアルバム「Pastoral」発売。

プロフィールの詳細はこちら→http://gin.mistysky.net/profile.html

「Pastoral」
Pastoral

発売時期:2014年5
販売価格:2,500円

1. Atlantis
2. Steed
3. 斜陽
4. 七夕
5. 楓
6. 二人の帰り道
7. 天空のオリオン
8. 外灘
9. Anniversary
10. Pastoral
11. Horizon
12. 竹取物語
13. Think of You
14. 願い
15. いつの日か

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