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ギタリストインタビュー〜Yuta Tanaka
オーストラリア、マレーシア、ドイツ等海外でのバスキングを積極的に行っているYuta Tanaka。ブルースをベースにした自身の演奏のルーツや、各国、日本のバスキング事情など様々な観点でお話しいただきました。

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ーギターを始めたきっかけを教えてもらえますか。

Yuta Tanaka(以下、Yuta):中学生の頃にサイモン&ガーファンクルやビートルズ、カーペンターズなどが好きで聴いてました。ギターを始めたのは16才くらいの頃で、特にポール・サイモンが好きでアンジーなどよくコピーしましたね。サイモン&ガーファンクルは一通りやりました。

ー現在はブルースがベースの楽曲を演奏しています。音楽の好みはどのように変わったのでしょうか。

Yuta:ポール・サイモンが好きだったのでポール・サイモンのルーツをたどり、影響を与えたアーティストを聴くようになりました。ジョン・レンボーン、バート・ヤンシュ、デイヴィ・グラハムなどですね。彼らの演奏するブルースが格好良かったんです。アメリカのブルースより先にイギリスのブルースを早く聴きました。ブリティッシュ・フォーク・ブルースとでも言うんでしょうか。バート・ヤンシュらが弾くブルースというのはアメリカのブルースと少し違うんです。エリック・クラプトンやローリング・ストーンズのように、イギリス人のブルースというのはアメリカ人とは何かが違うんです。
その後アメリカのブルースを聴いたのですが、戦前のブルースからエレキのブルースまで幅広く聴きました。戦前であればロニー・ジョンソン、チャーリー・パットンらが好きですね。ミシシッピ・ジョン・ハートも好きです。エレキではフレディ・キング、オーティス・ラッシュ、ロイ・ブキャナンなど好きですね。自分はアコースティックギターを弾いてますが、エレキとアコースティックの良さをミックした演奏をしたいです。あとレイ・チャールズが好きで、レイ・チャールズみたいに歌えるギターを弾きたいという目標もあります。

Yuta Tanakaー確かにエレキギターのフレーズも多く使われていますね。

Yuta:カントリーブルースをそのまま演奏するのではなく、いろいろな音楽の美味しいところをつまんで自分のスタイルにしていきたいと思ってます。

ーエレキギターそのものも弾いたことはあるのですか。

Yuta:エレキギターも弾いたことはあります。でも少し違うというか、今後弾くこともあるかもしれませんが、アコースティックよりのエレキみたいのは興味があります。

ー今までギターを誰かに学んだことはあるのでしょうか。

Yuta:いいえ、独学です。

ー学生の頃はどのような活動をしていたのでしょうか。

Yuta:高校生の頃は自分で練習しているだけで披露することはなかったです。好きで弾いてるだけでしたね。大学生になってからは、授業に出ないで空いてる教室で弾いてました(笑)。オープンマイクには月1回くらい行ってましたね。
20才の頃に初めてイギリスに行きました。1人で2週間くらいです。この時にバスキングをして、いろいろな人と知り合ったり話したりしました。それで音楽に限らず、自分の全てが変わった気がします。日本でのやり方ではダメだと。日本の常識は世界の非常識と言われることがありますが、そういったことを感じましたね。 そこから、日本に帰ってもバスキングをするようになりました。

ーなぜイギリスに行ったのでしょうか。

Yuta:ポール・サイモンがイギリスの音楽に影響を受けていたこともあるし、好きな音楽がイギリスのものも多かったので、行ってみたいと思いました。基本的に旅行ですね。
イギリスでなくてもいずれは海外に行ってたとは思いますが、このイギリスの旅ではいろいろと気づくことになりました。
大学は英文学科だったのですが、授業で勉強していることに意味が無いと思ってしまい、大学は辞めてしまいました。

ーイギリスのバスキングの状況というのはどのような感じなのでしょうか。

Yuta:ライセンスが必要です。でも最初はそんなことを知らずに演奏して注意されましたね。今の方がどこでもできるように変わってきているようです。

ー当時も日本ではストリートの演奏は難しくなってきていたと思います。

Yuta:そうですね。今よりはよかったですが。僕はイギリスから帰った後日本にしばらくいて、また海外に出ました。海外と日本を行ったり来たりしてますが、日本ではどんどんバスキングがやりにくくなってますね。

ーイギリスの次の海外はどの国でしょうか。

Yuta:22才の時にまたイギリスに行きました。1ヶ月くらいです。その後、23か24才の時に、オーストラリアに行きました。今は日本人のギタリストがよく行ってますが、当時は日本人でバスキングをしていた人は全くいなかったと思います。
オーストラリアも特に知り合いがいた訳でもなかったですが、この時にピーター・ディクソン(http://www.peterdickson.com)と出会っています。
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Yuta Tanaka http://yutatanaka.strikingly.com

1987年生まれ。
16才でアコースティックギターを始める。
2010年フィンガーピッキングデイ出場。
2011年オーストラリアで1年間バスキングを続ける。
2013年フィンガーピッキングデイ出場。
2013〜2014年マレーシアで活動。
2014〜2015年ドイツで活動。
2016年フィンガーピッキングデイにてオーディエンス賞獲得。










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